フルタ丸を極める

去年末、きむけんに撮ってもらった劇団写真の一枚。
6人のメンバーで写真に収まる時、いつからか僕は端に立つようになった。
メンバーには言ってないが、端がカッコイイと思ってるからだ。
根拠とか一切ないのだけど、そう思い込んでいる。俺だけか?
誰にも譲るつもりがない。
目を凝らせば、走る小田急線まで見える。
電車はこのまま世田谷代田駅、下北沢駅へと滑り込んでいく。
奥に富士山は見えないけど、見える日もある。
嬉しくなる構図だ。
自分の生活と大事なものがこの一枚になんとなく入っている。
気がしてくる。

世の中がこういった状況になって色々考えていると、劇団のことにたどり着いてしまう。

「フルタ丸を極める」

そのフレーズ。何を今更。
そのフレーズ。しかし、そういうことだろうなと。
今日も事務所で呪文みたいに唱えながら。そのフレーズを。